【肌荒れしにくい】肌断食でメイクを楽しむ!宇津木式でかんたん解説

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ぽぽです。肌断食をはじめて数年がたちました

このページでは、

  • 肌荒れしやすいけどメイクを楽しみたい
  • 肌断食でもメイクはできるの?
  • 敏感肌に優しい化粧品やスキンケアが知りたい

という人のために、

肌に負担の少ない化粧品やスキンケアの方法をわかりやすく解説していきます

※この記事は肌断食のスキンケアを提唱した宇津木龍一医師の著書をもとにしています

宇津木龍一医師:

日本で最初のアンチエイジング専門施設施設・北里研究所病院美容医学センターを創設。センター長を務める。日本では数少ないアンチエイジング治療専門の美容形成外科医。現在はクリニック宇津木流でシミ、しわ、たるみの治療と老化予防に対象を絞り診療を行う。

はじめに:肌断食とは「何もつけずにきれいで強い肌になること」

肌断食とはスキンケアの種類のひとつで、そのスキンケアは宇津木龍一医師によって提唱されました

肌断食が目指すものは、

(基礎化粧品など)何もつけなくてもきれいで強い肌

です

肌には本来強力な防御システムがあり、熱さ・乾燥などから守ってくれるバリアと天然の保湿成分によって自分自身で肌の調子を整える力があります

化粧水、乳液、日焼け止めなどに含まれている成分(界面活性剤など)は、肌本来の防御システムを壊し自分で肌の調子を整える力を低下させてしまいます。そのため肌断食では多くの基礎化粧品をつけないことをすすめています

つけないことと同時に、肌のバリアへのダメージをなるべく小さくするために顔の洗い方などスキンケアの方法も工夫します

これが肌断食の3つのポイント

つけない(化粧水や乳液などの化粧品はつけない)

こすらない(肌をごしごししたり叩いたりするのはやめる)

洗いすぎない(強力な洗浄力は肌へのダメージも大きいのでメイク落としや洗顔料は使わずに洗う)

です

このたった3つのスキンケアで取り組めるのが肌断食です

3つのスキンケア「つけない・こすらない・洗いすぎない」についてもっと知りたい方はこちら

肌断食のメイクは肌に優しい

肌断食をはじめて数年がたったわたしは、この数年間基礎化粧品をつけていません(日焼け止めと乾燥対策のワセリンはときどきつけています)

ということは、

「最近肌がつかれているからたっぷり保湿しよう」

「今日は乾燥した屋外で長く過ごしたからパックでうるおいを取り戻さないと」

などということがありません。どんな日も基礎化粧品ゼロです

肌断食をしていて肌の調子が以前よりずっと良くなったわたしですが、今でも季節や体調によって肌の調子が悪い日はあります。もともと肌があまり強いほうではないわたしでも、そんな日でも肌断食のスキンケアでメイクをすれば、肌への負担も軽くできるのでまた肌の調子がよくなる日が近づくような気がします

なので、肌断食を今している人以外にも、肌荒れしやすい人や敏感肌の人にとっても肌断食の考え方のメイクはおすすめです

肌に優しいメイク!化粧品いろいろ解説

肌断食的スキンケアからみておすすめの化粧品をひとつずつ解説していきます

肌断食では「肌に悪いもの」をつけないことによって、肌本来の力を取り戻すというスキンケアです

「肌に悪いもの」とは、化粧水や乳液などの基礎化粧品、メイク落としや洗顔料などの強い洗浄力をもつものなどです。なぜ肌に悪いかというと、これらの化粧品には界面活性剤、防腐剤などが含まれており、それが肌本来の強力な防御システムを壊したり、乾燥をすすめたりしてしまうからです

肌のバリア(角層)は何層にも重ねって協力に肌を守っています
界面活性剤が肌のバリアを壊しながら中に入っていくので防御力は大幅ダウンします

肌断食とは?詳しく知りたい方はこちら

この考え方から、おすすめの化粧品をその理由をこれから解説します

日焼け止めはノンケミカル

ノンケミカルというタイプがおすすめ

日焼け止めを選ぶときは、

紫外線吸収剤不使用 または ノンケミカル

と商品の説明に書かれているものを選ぶのがおすすめです

日焼け止めに含まれている紫外線防止剤は、

  • 紫外線吸収剤…紫外線を吸収し、紫外線エネルギーを熱エネルギーになどに変えて放出することにより肌への影響を防ぐ。透明なので、肌に塗ったときに色がつかず、感触がよく伸びがいい
  • 紫外線散乱剤…肌表面で紫外線を乱反射させて、肌への紫外線の影響を防ぐ。白色の粉末を使用しているので、塗ったときに少し白く見えることがある

この2種類があります。紫外線吸収剤は紫外線を肌の表面で別の物質に変化させるため、この物質が肌にダメージを与えることがあるので肌への負担は大きいです。そのため、紫外線吸収剤が含まれていない日焼け止めがおすすめです。「ノンケミカル」も紫外線吸収剤不使用という意味で使われています

また、「SPF」と「PA」の表示についてですが、

SPF20~30 PA++

で十分です。SPF50やPA++++といった値の日焼け止めは肌への負担が大きすぎるのでおすすめしません

SPFというのは、紫外線を浴びてから肌が赤くなるまでの時間をどれくらい遅らせることができるかを測定した値で、1SPFあたり20分が目安です

ということは、SPF20なら400分(6時間半と少し)は効果が持続するということ。朝9時から夕方4時前まで効果があるということになるので、日常生活程度の紫外線ならこの数値で十分ということになるのです。人それぞれの日中の過ごし方や汗をかいた程度によっても変わるので、その場合は日焼け止めのSPF数値を上げるよりもSPF20くらいの日焼け止めをこまめに塗りなおす方が肌への負担はずっと小さいです

PAの+の数はしわやたるみを引き起こすUV-Aを防ぐ効果をあらわしており、多いほど効果が高いです。これもSPFと同様に、効果が高いほど肌への負担が高いのでPA++で十分です

ここでそもそも疑問が出てきます

紫外線と日焼け止めってどっちの方が肌に悪いのか?

こたえは宇津木医師の著作にシンプルに書かれていました

「日本人の場合、15分以上(紫外線に)あたるなら、日焼け止めをつけた方がいいけれど、

それ以下(15分以下)なら日焼け止めはつけないほうが肌のためにはよい」

というわけで、わたしの場合は15分以上外を出歩く機会が多いので日焼け止めを春から秋のはじめまではほぼ毎日つけています。冬は長時間屋外で過ごすことがあまりないので日焼け止めはあまりつけていません。これでシミなどがどうなるのか今も実験中です

ドラッグストアでも紫外線吸収剤不使用の日焼け止めをよく見るようになりました。いろいろ試してみてください

ファンデーションはパウダータイプ

お湯または石けんで落ちるタイプがおすすめ

ファンデーションは大きく3つのタイプに分けることができます

  • クリームとリキッド
  • 練り・固形(コンパクトに入っているもの・しっとりした感じ)
  • パウダー(固められてコンパクトに入っているタイプもある・さらっとした感じ)

このなかで、パウダータイプが一番おすすめです

クリームとリキッドのタイプは、どちらも界面活性剤を使い、油分と水分を混ぜてつくられます。練り・固形のタイプは、油脂などを使用しています

それにくらべて、界面活性剤や油分がはるかに少ない、または完全に含んでいないのがパウダータイプです

よく「クリーム/リキッドタイプのファンデーションはカバーする力が高い」といわれますが、まさしく界面活性剤や油脂が多く含まれていることが理由です。界面活性剤や油脂をたくさん含んでいるため肌にしっかりくっつためカバーするように見えるからです。とくに界面活性剤は肌のバリアを壊しながら肌の中に入っていくので肌にぴったりとくっつきます。見かけはファンデーションできれいにカバーされて美しく見えますが、肌のバリアを壊しながら中に入り込んで吸着するので肌へのダメージはとても大きいです

肌のバリアの表面「角層」のバランスがととのっている状態
界面活性剤によって肌のバランスが崩れてしまっている状態

また、クリームとリキッドタイプは手で肌をこすりながら塗るので手による肌のダメージもあります

それに比べるとパウダータイプは、界面活性剤や油分が少なく、手で肌をこすりながら塗ることもないので、他のファンデーションに比べて肌へのダメージはとても小さいため、ファンデーションのタイプの中ではパウダータイプがおすすめです

さらに、メイク落としを使わなくて済むように、

石けんやお湯で落ちるファンデーション

を選べばさらにいいです。メイク落としにはほかの化粧品とは比べられないほど多量の界面活性剤が含まれているのでできれば使いたくない。パウダーファンデーションはクリーム・リキッドタイプに比べて落としやすいですが、「石けんやお湯で落ちるタイプ」ならさらに安心して使えます

ちなみに私はETVOSというメーカーのファンデーションを愛用中です

ポイントメイク

アイシャドウ、マスカラ、チーク、口紅などのポイントメイクにも界面活性剤や油分が含まれているものはありますが、顔の中で小さな部分しかつけないものなので肌へのダメージは小さいです(基礎化粧品やファンデーションは顔の広い範囲につけるのでダメージも大きい)

注意点は、

こすらない

こと。肌をこすることは肌のバリアにダメージを与えてしまうのでできるだけ避けたいです

例えばアイライナーなら、ペンシルタイプよりもリキッドタイプの方が肌を引っ張ったり押し付けて描いたりしなくていいので負担が小さいです。できるならこすらなくてもいい方を選んでみてください

ウォータープルーフタイプはおすすめしません。メイクが落ちにくいということは、メイクを落とすために顔を洗う時間が増え、肌への負担も大きくなるということになるからです

乾燥には白色ワセリン

肌の乾燥がひどいときはワセリンをつけます。肌の乾燥がひどいときというのは、粉をふいているとき、ピリピリするとき、痛みやかゆみを感じるとき、など自分が不快だと感じたときです

多くの基礎化粧品は肌のバリアを壊しながら肌の中に入っていく特徴がありますが、ワセリンは肌にしみこみにくく、酸化も遅いので肌にとても負担の少ない保湿剤です

ワセリンは、

白色ワセリン

という表記があるものがおすすめです。そうでないものはワセリンの純度が低かったり他の成分が入っていたりします。

塗り方のポイントは、

  1. 米粒半分またはそれより少ない量を手のひらに出す
  2. 手のひらをこすり合わせて手のひら全体によく伸ばす(この時点でほとんどワセリンが消えたみたいな気がしますがそれでOKです)
  3. 手のひら全体で顔を包み込むように、ぺたんぺたんと手のひらを顔に押し付ける
  4. もし足りなければまたほんの少しのワセリンを出して繰り返す
化粧品をてのひら全体に伸ばしてから、垂直にぎゅっぎゅっと手を顔に押し付ける

ワセリンは固いので伸びがとても悪いです。歯磨き粉くらいのかたさのイメージです。歯磨き粉を顔につけて手で伸ばしてもおそらく全然すーっと伸びていかないですよね。ワセリンも同じくで、指先に少しとって塗るのではなく、手のひらでしっかり伸ばしてから手のひら全体でつけていきます

注意することは塗りすぎないこと!

おそらくワセリンの使い始めはとてもべたべたすると思います(わたしもそうでした)。それはワセリンの量を塗りすぎているからです。ほーーんの少しでいいです。ほとんどワセリンがついてないような気がするけど大丈夫なの?ってくらいで大丈夫です。自分の適量を見つけてみてください

おまけ:石けん

肌断食ではメイク落としや洗顔料は洗浄力が高すぎるので使いません

でも日焼け止めやしっかりメイクをした日では落とせない気がする…

という日は石けんを使います

一番おすすめは純石けん(ピュアソープ)です

しっかり泡立てて、もこもことした泡を顔にぎゅっぎゅっと何度も押し付けるとだいたいの汚れは落ちます。すすぐときも、水やぬるま湯をすくった手を、ぎゅっぎゅっと何度も押し付けて泡を流します。鼻の横やまぶたのきわなど細かいところはゆびでやさしくなでるように洗います

手のひらの泡を顔にぎゅぎゅっと押し付けることによって泡が肌表面をよく動いて汚れをおとします。こすったり、ごしごししたり、強い力で洗ったりする必要はありません

ごしごしこすらないように

石けんを選ぶときは、保湿成分などがなるべく入っていないものを選ぶと肌への負担が少ないです

ずぼらな人ほど肌断食はおすすめ

肌断食はたくさんの種類の基礎化粧品をつかうこともいろんなスキンケアを毎夜重ねる必要もない、とてもシンプルなスキンケアです

時間が無い人、時間をつくりたい人、面倒くさがりの人、そんな人にこそ肌断食はおすすめです

肌断食でシンプルに、きれいで強い肌を育ててみましょう

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